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MS_AzureTrafficManager
DNS ベースのトラフィック ロード バランサ
補足(「DNS ベース」の含意): Traffic Manager は
トラフィックそのものは経由しない(データパスに入らない)。
名前解決の応答としてエンドポイントの FQDN / IP を返すだけである。
このため次の特性を持つ。
- プロトコルを選ばない(HTTP でなくても良い)。
- 切り替えに DNS の TTL 分の遅延が生じる(既定 60 秒、最小 0 秒)。
- クライアントや途中のリゾルバがキャッシュしていると、更に遅れる。
「即座にフェイルオーバーする」ものではない、という点が
Front Door(データパスに入るエッジ型)との最大の違い。
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ルール設定である程度の負荷分散は可能。
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可用性セットと同様に、
コレ自体にデータ複製機能があるわけではない。
補足: 「データ複製機能があるわけではない」は重要な指摘である。
Traffic Manager でリージョン間フェイルオーバーを構成しても、
DB やストレージのレプリケーションは別途設計しなければならない。
具体的には Azure SQL Database の自動フェールオーバー グループ、
ストレージ の GRS/RA-GRS などを併用する。
| # | 項目 | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | レイテンシ | 「最も近い」サービスにルーティング |
| 2 | ラウンドロビン | すべてのサーバーに分散 |
| 3 | フェイルオーバー | プライマリ障害時にバックアップにルーティング |
| 4 | ネスト | 柔軟な複数レベルのポリシー |
補足(最新化): 現在のルーティング方式は 6 種類である。
原文の 4 種に加えて次の 2 つがある。
項目 説明 地理的 (Geographic) 要求元の地理的位置で固定的に振り分ける(データ主権要件など) サブネット (Subnet) 要求元 IP のレンジで振り分ける(社内からは検証環境へ、など) 複数値 (MultiValue) 1 回の応答で複数の正常なエンドポイントを返す なお「ラウンドロビン」は現在の名称では 重み付け (Weighted) であり、
重みを均等にした場合がラウンドロビンに相当する。
「レイテンシ」は パフォーマンス (Performance) が正式名称。
Traffic Manager が決定する。
移行メモ(正誤): 「ペアリージョン」(Azure のリージョン ペア)は
Azure のプラットフォームが定義した固定の対であり、
Traffic Manager が決めるものではない。
Traffic Manager が決定するのは
どのエンドポイントに振り分けるかであって、リージョンの対応関係ではない。
原文はフェイルオーバー先の選択という意味で書かれたものと解される。リージョン ペアは、計画メンテナンスの非同時実施や
一部サービスの地理冗長(GRS)の複製先として意味を持つ。
- Traffic Manager のドキュメント
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/traffic-manager/ - Traffic Manager のルーティング方法
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/traffic-manager/traffic-manager-routing-methods
Tags: 移行, インフラストラクチャ, クラウド, Azure, 通信技術
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