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MS_AzureBackup

nishi_74322014 edited this page Aug 19, 2026 · 1 revision

Azure Backup

概要

Azure Backup で、様々なサーバーおよびワークロードを保護できる。

  • 定期的にバックアップしておくことが重要。

    • 設定を変更したところ OS が起動しなくなった。
    • 誤って重要なファイルを消してしまった。
    • アプリのバグによりデータベースのデータが破損してしまった。
  • 主要な Azure Backup の利用形態に以下 3 種類がある。

    • VM のバックアップ
    • オンプレミスの VM や DB のバックアップ
    • ファイルやフォルダのバックアップ

※ 複数の機能(VM復元ポイントなど)が統合された
  ソリューション的なもの。

補足(3 兄弟の使い分け): Azureの障害復旧 に並ぶ
3 つの機能は、守る対象と復旧時間が異なる。

VM復元ポイント Azure Backup Azure Site Recovery
目的 作業前の退避(アドホック) 定期バックアップと長期保管 リージョン障害からの事業継続
保管先 同一リージョンのスナップショット リカバリ サービス コンテナー 別リージョンに常時レプリケーション
RPO 取得時点 数時間〜1 日 数分
RTO ディスク作成 + VM 再作成 復元処理の時間 フェールオーバーで即時
主な用途 パッチ適用前など 誤削除・データ破損・監査要件 災害対策(DR)

バックアップは DR の代わりにならず、DR はバックアップの代わりにならない
Site Recovery は「壊れたデータもそのまま複製する」ため、
ランサムウェアや誤削除には Backup が必要になる。

詳細

対象

バックアップは、リカバリ・サービス・コンテナに取得する。

Azure VM

  • ポータルから簡単に構成・操作できる。

  • VM のディスクをまるごとバックアップ。

  • これ以外の選択肢

    • 即時バックアップを行う場合は、
      管理ディスクのスナップショット作成機能を使用。
      (ただし、VSS は使用しないのでファイル不整合の可能性)

Azure VM 内のファイル

  • ファイル、フォルダ、システム状態をバックアップ。
    (リカバリ・サービス・コンテナに取得)

  • これ以外の選択肢

Azure VM 内の SQL Server

MARS エージェント + SQL Server のバックアップ
(リカバリ・サービス・コンテナに取得)

補足(最新化): 現在は **「Azure VM 内の SQL Server のバックアップ」**という
専用のワークロード バックアップがあり、
MARS エージェントではなくワークロード拡張機能で構成する。
ログ バックアップ(15 分間隔)による
ポイントインタイム リストアに対応している点が大きい。
同様に SAP HANA 用のワークロード バックアップも提供されている。

Azure VM 内の各種サーバ

MARS エージェント + 各種バックアップ機構。
(リカバリ・サービス・コンテナに取得)

Azure 管理ディスク(Azureのディスク ストレージ

...。

...。

オンプレ

MARS エージェント + MABS / SC DPM で
オンプレの VM のバックアップも可能。

コンポーネント

Microsoft Azure Backup Server (MABS)

  • アプリケーション対応スナップショット (VSS)

    • エージェントがインストールされる

    • 取得したバックアップ・データは、MARS で
      リカバリ・サービス・コンテナに転送される。

  • 稼働中にオンラインでバックアップ取得可能(VSS)

    • バックアップ取得は非同期で行われる
      即時でのバックアップではない、かなり時間がかかる。

    • Windows にも Linux にも対応

      • Windows の場合は、アプリ整合性スナップショットを取得
      • Linux の場合は、ファイル整合性スナップショットを取得
  • 暗号化されている場合もバックアップ取得が可能

  • オンプレの VM のバックアップも可能。

Microsoft Azure Recovery Services (MARS) Agent

  • バックアップ・データを、
    リカバリ・サービス・コンテナに取得する部分の実装

    • エージェントがインストールされる。

    • 閉域構成でもバックアップ取得が可能
      (隠し経路を利用しリカバリ・サービス・コンテナに)

  • オンプレミスのバックアップを
    リカバリ・サービス・コンテナに転送可能。

補足(「隠し経路」について): Azure VM のバックアップは、
VM の NIC を経由せずプラットフォーム内部の経路でコンテナーへ転送される。
このため、アウトバウンドを Azure Firewall
全面的に絞った閉域構成でも VM バックアップは動作する
(後述の「経路制限は不要」はこの意味)。

一方、MARS エージェント(オンプレミスやファイル単位のバックアップ)は
通常のネットワーク経路
を使うため、
プロキシ/ファイアウォールの許可が別途必要になる。
現在は Private Endpoint を使って
リカバリ サービス コンテナー自体を閉域化することもできる。

System Center DPM

  • オンプレの VM のバックアップも可能。
  • SC の場合、MABS の代わりに利用。

リストア(復元)の仕組み

  • リカバリ・サービス・コンテナのバックアップを、
    ステージング・ストレージにロードし、ディスクをリストア(復元)する。

  • ディスクをリストア(復元)したのちに VM をリストア(復元)する。

現在の VM にリストア(復元)

ディスクを差し替える。

別 VM としてリストア(復元)

新規に VM を作成、場所は問わない。

ファイルのリストア(復元)

ディスクを追加でマウント、セキュリティに注意。

補足: 「ファイルの復元」は、復元用スクリプトを実行して
バックアップ内のディスクを iSCSI で一時マウントする仕組み。
このとき経路(アウトバウンド)が必要になるため、
後述のとおり「ファイルの復元機能では経路開放が必要」となる。
また、マウント中はそのディスクの内容に誰でもアクセスできるため、
作業端末の管理と、作業後の速やかなアンマウントが重要。

セキュア化とロックダウン

作業内容の安全性の確認

  • 入力制御(インバウンド)
    本機能の入力が、IaaS から見て出力なので、経路制限(特定経路の開放)について。

    • 最新の VM バックアップでは、明示的な経路制限は不要(自動的)
    • オンプレ バックアップでは、明示的な経路制限が必要
  • ハードニング(クライアント or サーバ)

    • 透過的暗号化
      • リカバリ・サービス・コンテナ内のデータは暗号化されている。
      • バックアップのリストア(復元)処理をしない限りはアクセスできない。
  • 出力制御(アウトバウンド)
    本機能への出力が、IaaS から見て入力なので、経路開放について。

    • 入力制御と同様に、明示的な経路開放は不要(自動的)
    • ファイルの復元機能では経路開放が必要

変更・保守、作業の一覧化

バックアップ・データにアクセスできるため、
セキュリティ的に権限付与が重要になる。

  • バックアップ

    • Backup Contributor
      バックアップの作成・管理

    • Backup Operator
      Contributor から以下の権限を取ったもの

      • バックアップ削除
      • ポリシー作成変更
    • Backup Reader
      バックアップの監視を行う

  • リストア(復元)

    • VM Contributor ロールが必要
    • NIC 作成が必要な場合は Network Contributor ロールが必要

補足(ランサムウェア対策): 「バックアップを消されたら終わり」という
リスクに対し、現在は次の機能がある。

機能 内容
論理的な削除(Soft delete) 削除したバックアップを一定期間(既定 14 日)保持し、復旧可能にする
不変コンテナー(Immutable vault) 保持期間の短縮や削除自体を禁止する。有効化後はロックできる
多要素認証(MFA)による重要操作の保護 バックアップの停止・削除に追加認証を要求

原文の Backup Operator による権限分離(削除権限を与えない)と
組み合わせることで、「VDC で最も多い事故」とされる
オペミス・内部不正への備えになる。

参考

Microsoft Learn


Tags: 移行, インフラストラクチャ, クラウド, Azure, バックアップ, 障害対応

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(未着手)

開発基盤部会 Wiki

移行管理: DONETODO

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