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MS_AzurePoCSetup

nishi_74322014 edited this page Aug 19, 2026 · 1 revision

AzureのPoC環境を構築する

概要

主にアカウント権限、バックアップ、スナップショットなど(その他は参考を参照)。

詳細

権限

テナント構築管理アカウントの例

AzADのテナント作成方法を参照。

作業者用カスタム・ロールの例

Role Based Access Control (RBAC)を参照。

補足(PoC でも権限は分けておく): PoC だからと
全員に**所有者(Owner)**を渡すと、次の問題が起きる。

問題 内容
誤削除 リソース グループごと消える。PoC でも作り直しの手戻りは大きい
権限の付与 Owner は他人に権限を配れるため、統制が効かなくなる
課金 誰でも高価な SKU を作れる

最低限、次のように分けるだけで事故は大きく減る。

役割 組み込みロール
管理者(1〜2 名) 所有者
作業者 共同作成者(権限付与だけができない)
閲覧のみ 閲覧者

さらに、リソース ロックCanNotDelete)を
Bastion や VNET など「壊されると復旧が面倒なもの」に掛けておくと
効果が高い。
詳細はAzureのアクセス制御と権限を参照。

構築

VM起動後の開発環境のセットアップ

運用

比較項目 スナップショット Azure Backup
目的 一時的な状態の保存(短期的な保護) 災害復旧や長期的なデータ保護
保存場所 同一ストレージアカウント、またはマネージドディスク上 Azure Recovery Services コンテナー
管理・自動化 手動作成が基本、自動化にはスクリプトなどが必要 バックアップポリシーで自動実行・保持管理が可能
復元粒度 通常はディスク単位の復元 ファイル単位やディスク単位、VM 全体など多様
保持期間 保持期間は設計次第(長期保存には非推奨) 短期・長期(数日〜数年)を柔軟に設定可能
コスト フルコピー扱いで容量課金(コスト高) Backup Vault に保存、圧縮・重複排除ありでコスト効率よし
整合性 クラッシュ整合性が基本(整合性保証は弱い) アプリ整合性(VSS など)対応

VM復元ポイントは VSS を使うので上記の表中では Azure Backup 寄り。
※ 機能的には VM復元ポイントで事足りるが、Azure Backup がワンストップで楽そう。

補足(この表の要点は「整合性」の行): 一覧の中で
実務上の判断を決めるのは整合性である。

整合性のレベル 意味 復元後どうなるか
クラッシュ整合性 ある瞬間のディスクをそのまま写した状態 電源を引き抜いた直後と同じ。OS は起動するが、DB はロールバックが要る
ファイル システム整合性 ファイル システムのメタデータは整合 OS レベルは無事。アプリのデータは保証されない
アプリケーション整合性 VSS で各アプリに書き込みを止めさせてから取得 DB を含めてそのまま使える

したがって、

  • アプリを止めずに DB ごと確実に戻したいAzure Backup(アプリ整合)
  • 作業前に「一応取っておく」 → スナップショット(クラッシュ整合で十分)

という使い分けになる。
VSS の仕組みそのものは
Volume Shadow Copy Service (VSS)
オンプレミスでの同じ議論はHyper-V バックアップを参照。

なお、マルチディスク構成では単純なスナップショットが危険である。
ディスクごとに取得時刻がずれるため、
ディスク間で整合が取れない(ストライプや DB のデータ/ログ分離で問題になる)。
本文が「マルチディスクの場合:VM復元ポイント」としているのは
複数ディスクを同一時点で取得できるためであり、正しい使い分けである。

スナップショット

バックアップ

補足: この 2 つの使い分け(データ復元 ⇔ サービス継続)は
Azureの障害復旧で表にまとめてある。

参考

Azure Backupとスナップショット

バックアップ・リストア

スナップショット


Tags: 移行, インフラストラクチャ, クラウド, Azure

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